SV.XXE.SF
XML 外部エンティティ攻撃の可能性
このエラーは、脆弱に構成された XML パーサーである SchemaFactory によって XML 入力が処理されるときに発生します。
脆弱性とリスク
XML 外部エンティティ攻撃は、XML 入力を解析するアプリケーションに対する一種の攻撃です。この攻撃は、外部エンティティへの参照を含む XML 入力が、脆弱に構成された XML パーサーによって処理されるときに発生します。この攻撃により、機密データの開示、サービスの拒否、サーバー側のリクエスト偽造、パーサーが配置されているマシンの視点からのポートスキャン、またはその他のシステムへの影響が発生する可能性があります。
軽減と防止
XML 外部エンティティ攻撃を防ぐ最も安全な方法は、常に DTD (外部エンティティ) を完全に無効にすることです。パーサーによっては、メソッドが異なる場合があります。
脆弱コード例
1 import javax.xml.transform.Source; 2 import javax.xml.validation.SchemaFactory; 3 4 public class Test { 5 public void test(Source source) { 6 SchemaFactory factory = SchemaFactory.newInstance("http://www.w3.org/2001/XMLSchema"); 7 factory.newSchema(source); 8 } 9 }
この例では、Klocwork は 6 行目で SV.XXE.SF エラーを報告します。これは、脆弱に構成された XML パーサー「SchemaFactory」によって XML 入力が処理されることを示しています。
修正コード例
1 import javax.xml.transform.Source; 2 import javax.xml.validation.SchemaFactory; 3 4 public class Test { 5 public void test(Source source) { 6 SchemaFactory factory = SchemaFactory.newInstance("http://www.w3.org/2001/XMLSchema"); 7 8 factory.setProperty("http://javax.xml.XMLConstants/property/accessExternalDTD", ""); 9 factory.setProperty("http://javax.xml.XMLConstants/property/accessExternalSchema", ""); 10 factory.setProperty("http://javax.xml.XMLConstants/property/accessExternalStylesheet", ""); 11 12 factory.newSchema(source); 13 } 14 }
セキュリティトレーニング
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