Checker Studio を使用して目的の KAST ノードを検索する

単純なテストケースを作成したら、次のステップは Checker Studio を開くことです。

  1. デスクトップで Checker Studio アイコンをダブルクリックするか、コマンドラインで次のように入力します。
    kwstudio
    
  2. Checker Studio の [ソースコード] セクションにテストケースの抜粋を貼り付けて、KAST ノード名、コード例および階層情報を表示します。これらは、チェッカーで特定する指摘へのパスを追跡する KAST 式の構成要素になります。言語ボタンをウィンドウの右上隅に忘れずに設定してください。
  3. [ソースコード] ペインで、抜粋内の if をクリックします。

    AST で IfStmt ノードがハイライトされます。これはKAST 式内の目的の最初のノードです。

  4. ツリーノードを選択して F1 キーを押すか、[表示] > [コンテキストヘルプ] ウィンドウをクリックし、式のコンテキスト依存ヘルプを表示します。[ソースコード] ペインの下にコンテキスト依存ヘルプが表示され、スーパータイプやサブタイプ、使用できる関数などのノード情報が提供されます(画像の鮮明度の理由により、このチュートリアルの図には [コンテキストヘルプ] パネルは表示されません)。
  5. AST で IfStmt を拡張します。

    IfStmt には子 CondThen、および Else があります。このチェッカーは if ステートメントの条件式を処理します。

  6. Cond: :AnyExpr ノードを拡張します。

    Image:KAST_tutorial1_1_GWYN_10.png

    Cond には 1 つの子 BinaryExpr があり、IfStmt にはバイナリ式 (BinaryExpr) の条件句 (Cond) が含まれることを示します。

  7. [ソースコード] ペインで '=' をクリックします。

    これにより BinaryExpr がハイライトされ、属性が左下の属性テーブルに表示されます。

    Image:KAST_tutorial1_2_GWYN_10.png

    属性が表示されない場合は、 [属性を表示] アイコンをクリックします。現在選択されているノードの属性のみが表示されます。

  8. Value (KTC_OPCODE_ASSIGN)を書き留めます。

    AST ノードが揃ったら、KAST 式のドラフトを作成できます。