バグ追跡と Klocwork Static Code Analysis の統合

静的コード解析にバグ追跡システムを統合すると、Klocwork の指摘のバグチケットを追跡システムに送信し、そのトラッカーのバグ ID、バグチケットのリンク、バグトラッカーから取得されたその他の情報を静的コード解析で表示できます。

統合を有効にするには、'review_action.py' という Python スクリプトを作成して、projects_root/config ディレクトリに配置します。静的コード解析により、その projects_root のすべてのプロジェクトについて指摘の詳細ページにボタンが表示されます。ユーザーがボタンをクリックすると、静的コード解析により、その指摘に関連する情報 (URL を含む) が収集されてスクリプトに渡されます。これにより、問題レポートがバグトラッカーに送信されます。

Python スクリプトで 'set_bug_id' メソッドを呼び出すと、バグ ID は Klocwork の指摘とともに保存されます。これにより、ID を指摘リストや指摘の詳細ページに表示したり、指摘リストから検索したりすることができます。バグトラッカースキーマを kwadmin プロパティとして設定すると、バグ ID がバグトラッカーへのハイパーリンクに変換されます。バグ ID は、静的コード解析に表示されると、Klocwork 全文検索を使用して検索できる用語になります。

上記のシナリオは、指摘 ID を参照していることに注意してください。静的コード解析では、グループ化されている指摘とグループ化されていない指摘の両方を表示できます。デフォルトでは、指摘リストのグループとレポートが表示されます。グループ化をオンにすると、指摘リストにグループ ID が表示されます。オフにすると、指摘 ID が表示されます。デフォルトでは、デスクトップ指摘がグループ化オフで表示され、サーバー指摘はグループ化オンで表示されます。グループ ID の詳細については、指摘のグループ化を参照してください。

また、スクリプトで 'set_comment(comment)' メソッドを使用し、バグトラッカーからの更新コメントと、指摘に追加されたその他のコメントを静的コード解析に表示できます。

統合を設定するには、バグ追跡システムを特定してプロジェクトで統合を機能させる方法を指定する Python スクリプトを作成する必要があります。オプションで、静的コード解析インターフェイスの詳細を指定できます。これには、チケットの送信に使用するボタンや、バグトラッカーから静的コード解析に表示される情報などがあります。