STRONG.TYPE.ASSIGN.ARG
予期しない強い型の引数の割り当て
チェッカーの STRONG.TYPE ファミリーは、プログラマーが行う強い型指定 (型が定義された抽象型) が違反または無視され、基礎となる ANSI 型セマンティックスが優先される状況を検出します。
STRONG.TYPE.ASSIGN.ARG チェッカーは、強い型が一致しない引数の受け渡しを検出します。
脆弱性とリスク
ANSI 規格対応のコンパイラは、表面の (プログラマーが定義する) 型ではなく、基底型をチェックするだけであるため、このような指摘に関する警告を報告しません。この結果、論理エラーが発生する可能性があります。
脆弱コード例
コピー
typedef int Weight;
typedef int Speed;
void foo(Speed s) {}
int main() {
Weight w;
foo(w);
return 0;
}
Klocwork は、強い型 Weight の引数が渡されたが、強い型 Speed の引数が期待されていることを示す 8 行目にフラグを立てます。