SV.FMT_STR.PRINT_PARAMS_WRONGNUM.FEW
表示関数呼び出しの引数が少なすぎます
表示関数呼び出しの書式文字列には、書式指定にあるのと同じ数のパラメーターがあるはずです。SV.FMT_STR.PRINT_PARAMS_WRONGNUM.FEW チェッカーは、表示関数にあるパラメーターが書式文字列に指定された数より少ない場合、コードにフラグを立てます。
脆弱性とリスク
変換指定の構文が不正確な場合は、動作が未定義となり、予期しない出力を生じる場合があります。
脆弱コード例
コピー
void foo(FILE* f, char* pc, int i, char c) {
fprintf(f, "%c %s", c); // too few parameters
fprintf(f, "%p", pc);
}
Klocwork は 2 行目でエラーを報告します。書式文字列指定と対応パラメーターの数は同じでなければならないため、関数は、%c 指定用に 1 つと %s 指定用に 1 つの 2 つのパラメーターを期待し、1 つのみ受け取ります。3 行目にはフラグがありません。これは、書式文字列指定と対応パラメーターがそれぞれ 1 つあるためです。
修正コード例
コピー
void foo(FILE* f, char* pc, int i, char c) {
fprintf(f, "%c %s", c, pc);
fprintf(f, "%p", pc);
}
修正されたコードでは、2 行目には 2 つの指定と 2 つの対応パラメーターがあります。
関連チェッカー
- SV.FMT_STR.PRINT_FORMAT_MISMATCH.BAD
- SV.FMT_STR.PRINT_FORMAT_MISMATCH.UNDESIRED
- SV.FMT_STR.SCAN_FORMAT_MISMATCH.BAD
- SV.FMT_STR.SCAN_FORMAT_MISMATCH.UNDESIRED
- SV.FMT_STR.PRINT_IMPROP_LENGTH
- SV.FMT_STR.PRINT_PARAMS_WRONGNUM.MANY
- SV.FMT_STR.SCAN_IMPROP_LENGTH
- SV.FMT_STR.SCAN_PARAMS_WRONGNUM.FEW
- SV.FMT_STR.SCAN_PARAMS_WRONGNUM.MANY
- SV.FMT_STR.UNKWN_FORMAT
- SV.FMT_STR.UNKWN_FORMAT.SCAN