指摘のステータスを変更して処理方法を表示する

検出された指摘を評価したら、次のステップとして、そのステータスを変更し、コメントを加えて処理方法を示します。

「問題ではない」、「無視」、「保留」などのステータスを使用して、結果のうち関心のない指摘 (サードパーティ製ライブラリなど) を抑制します。検出された指摘の 1 つまたは複数が誤検知であると判断した場合は、カスタマーサポートでチケットをログする必要があります。

一度に 1 つの指摘のステータス、指摘のグループのステータス、選択した指摘のステータス、またはリスト全体のステータスを変更できます。指摘ステータスを変更するには、指摘ステータスの変更権限が必要です。

デフォルトのフィルターオプションでは「解析」と「要修正」以外のステータスのすべての指摘が非表示になるため、指摘のステータスをいったん「解析」または「要修正」以外に変更すると、二度と表示されなくなります。[検索] リストで別の選択をするか、独自の検索クエリーを入力すると、リストを調整できます。

個々の指摘のステータス変更

指摘の詳細ビューの左ペインで、[ステータス] ドロップダウンからステータスを選択し、関連コメントを追加します。通常、指摘に修正が不要であると判断した場合は、誤検知を示す「問題ではない」を選択するか、関心がない指摘 (たとえば、サードパーティ製ライブラリ) を示す「無視」を選択します。選択したステータスは、組織のポリシーを反映していなければなりません。

複数の指摘のステータス変更

通常、調査が必要な場合や、上記のような短い指摘リストを処理する場合は、一度に 1 つの指摘を編集します。

しかし、指摘リストから一度に多数の指摘を編集する方が合理的な場合があります。

グループ化された指摘のステータスの変更

関連する指摘のグループがある場合は、グループ全体に 1 つのステータスを適用できます。指摘の詳細ビューの左ペインで、[ステータス] ドロップダウンからステータスを選択し、関連コメントを追加します。[Apply to all (すべてに適用)] チェックボックスをオンにして変更を保存すると、グループ全体にそのステータスが適用されます。

選択した指摘のステータスの変更

たとえば、特定のファイルの複数の指摘のステータスを一度に変更したいとします。この場合は、リストで指摘をファイルごとに並べ替え、編集する指摘を Ctrl キーを押しながらクリックし、リスト上部にある [選択した指摘を編集] をクリックします。

リスト全体のステータスの変更

時には、一度に数百の指摘を編集することがあります。特に、サードパーティライブラリの多数の指摘を処理していて、それらすべてに無視を設定する場合などです。あるいは、統合ビルドで検出されたすべての指摘のステータスを変更してベースラインを確立した後で、新しい指摘だけを処理するように組織が決定する場合もあります。

注意: [すべて編集] を使用して指摘ステータスを変更すると、リスト内の指摘のうち検索条件とビューに適合する指摘ステータスが編集されます。[すべて編集] でステータスを変更しても、ビルド内のすべての指摘のステータスが変わるわけではありません。

指摘リスト全体のステータスを変更するには

  1. ビューを設定するか検索クエリを使用して、一度に管理する指摘をすべて表示します。
  2. リスト上部にある [すべて編集] をクリックします。
  3. ステータスを選択し、コメントを追加して、[送信] をクリックします。

バグ追跡システムへのチケットの送信

Validate にバグ追跡システムが統合されている場合は、[コメント] ペインの下にあるボタンを使用して、バグトラッカーにこの指摘についてバグレポートを作成できます。

ボタンには、デフォルト値の Create a ticket ではなく、Send to Bugzilla などのカスタマイズされたテキストでラベルを付けることができます。設定に合うテキストであれば何でも使用できます。

ボタンをクリックすると、統合を制御するスクリプトに従って、指摘に関連するすべての情報がバグトラッカーに送信されます。統合を設定する方法によっては、バグトラッカーシステムのバグの ID が指摘の詳細ページおよび指摘リストのフィールド BUG ID として表示されることがあります。