デフォルトのメトリックしきい値構成ファイルについて

メトリックしきい値構成ファイルは、Klocwork に報告させるしきい値を設定するテキストファイルです。メトリックしきい値違反があると、Klocwork はその違反を報告します。構成ファイルの各行が、1 つのしきい値を設定します。

サポート対象メトリクスをすべて記載したリストについては、メトリックリファレンスを参照してください。設定できるメトリックしきい値のタイプをいくつか示します。

  • 1 ファイルのコードの行数は、5,000 以下である必要があります。
  • ファイルの複雑度 <=20。
  • ファイルで定義できるクラス数は 1 までです。

Klocworkがメトリックしきい値違反を報告する場合、エラーコード内の非 ASCII 文字は "_" (アンダースコア) で置換されます。ただし、その場合も (UTF-8 エンコードのファイルでは) カテゴリ名とメッセージに非 ASCII 文字が表示されます。詳細については、Klocwork は非 ASCII エンコードをサポートしているを参照してください。

metrics_default.mconf というメトリックしきい値構成ファイルは、デフォルトの場所である <Klocwork_install>/config、または <projects_directory>/config (projects_root ディレクトリーがデフォルト以外の場所にある統合プロジェクトの場合) にあります。

このデフォルトファイルでは、メトリック規則はすべてコメントアウトされます。メトリックしきい値違反について報告するため、メトリック規則に関するコメントはしないものとします。metrics_default.mconf ファイルに、作成できるしきい値違反規則のタイプがいくつか示されています。