定義したメトリックに基づいたカスタムレポートの追加
Validate により、独自のカスタムメトリックを定義し、それらについてレポートできます。このプロセスには、次の 3 つの手順があります。
- ユーザー定義のメトリックファイル (.ume) でカスタムメトリクスを定義します。
- ユーザー定義のメトリックファイルを Validate サーバープロジェクトにインポートします。
- メトリックレポート構成ファイル (metrics.xml) でカスタムメトリクスレポートを定義します。
ユーザー定義のメトリックファイル (.ume) の作成
カスタムメトリクスを作成して、これを特定のソースファイルに適用できます。たとえば、追加した数、削除した数、変更された行数など、ソースコードの変更を追跡できます。
ユーザー定義のメトリックファイルは、拡張子 .ume が付けられたテキストファイルです。ユーザー定義のメトリックファイルで、各行は 1 つのソースファイルに対する 1 つのメトリックの定義を表します。
行の書式は次のようになります。
<metric_name>;<metric_value>;<file_path>
フィールド
- <metric_name> には任意の名前 (最大 255 文字の記号) を指定できます。セミコロンは (;) 使用できません。
- <metric_value> は、指定されたファイルのメトリックの値を表す任意の数値です。ソースコードからこのデータを収集します (たとえば、スクリプトを通じて)。
- <file_path> はソースファイルへのパスです。
例
LINES_ADDED;5;c:\my_project\src\main.cpp LINES_ADDED;15;c:\my_project\src\driver.cpp
これらの例では、最後の Validate 解析以降に各ソースファイルに追加された行数を指定する 2 つのメトリックを定義します。
解析に対するユーザー定義のメトリックファイルの適用
新しい構成ファイルを統合ビルド解析に適用するには、プロジェクトまたは projects_root にインポートします。
metrics.xml ファイルの編集
Validate に表示されるようにカスタムレポートを metrics.xml ファイルに追加するには:
- 次のファイルをバックアップします。<projects_root>/config/metrics.xml
- 編集する元の metrics.xml ファイルを開きます。
- いずれかの <metric> 要素をコピーして、適切なカテゴリに貼り付けます。
- 必要に応じて要素を編集します。TotalMetricValue カテゴリのレポートについて、次の要素を編集します。
- <name>
- <description>
- <custom_metric_names>
EntityCountOverThreshold カテゴリのレポートについて、次の要素を編集します。- <name>
- <description>
- <custom_metric_names>
- <entityKids>
- <default_threshold>
- ファイルを保存します。
- Validate サーバーを validate service restart または Windows Services 管理で再起動します。
Validate ユーザーがログインしたとき、または [レポート] ページを更新したときに、行った変更の内容がすべてのユーザーに表示されます。
ウォークスルー
サンプルプロジェクトを my_project と呼びます。my_project には、2 つのファイル、main.cpp とdriver.cpp が含まれています。このプロジェクトでは、2 種類のカスタムメトリクスレポートを定義します。
- 最後の Validate 解析以降に各ソースファイルに追加された行数
- 最後のValidate 解析以降に追加された行数が 10 を超えるプロジェクト内のファイル数
- my_metrics.ume という名前のテキストファイルを作成し、このファイルに次の行を追加します (スクリプトによってソースコードにこの情報を提供できる場合もあります)。
LINES_ADDED;5;c:\my_project\src\main.cpp LINES_ADDED;15;c:\my_project\src\driver.cpp
これらの行は、最後の解析以降に 5 行が main.cpp に追加され、15 行が driver.cpp に追加されたことを示しています。
- プロジェクトにファイルをインポートします。
validate admin import-config my_project C:\Validate\my_metrics.ume
- これらのユーザー定義のメトリックごとに、カスタムメトリクスレポートを定義します。
最初のカスタムレポートでは、Validate の [レポート] メニューに短い名前、"追加された行数" が表示され、レポートの上部にタイトル、"ファイルに追加された行数" が表示されるようにします。
要素 <category catid="TotalMetricValue"> の metrics.xml ファイルに、次のテキストを追加します。
<metric> <name>Lines added</name> <description>Lines Added to File</description> <custom_metric_names>LINES_ADDED</custom_metric_names> <enable>true</enable> </metric>
- 2 番目のカスタムレポートでは、Validate の [レポート] メニューに短い名前、"行追加しきい値" が表示され、レポートの上部にタイトル、"追加された行数が 10 を超えるファイル数" が表示されるようにします。
要素 <category catid="EntityCountOverThreshold"> の metrics.xml ファイルに、次のテキストを追加します。
<metric> <name>Line addition threshold</name> <description>Number of Files With More Than {threshold} Lines Added</description> <custom_metric_names>LINES_ADDED</custom_metric_names> <entityKids>1</entityKids> <default_threshold>10</default_threshold> <enable>true</enable> </metric> - ファイルを保存します。
- Validate サーバーを validate service restart または Windows Services 管理で再起動します。
- my_project で統合ビルド解析を実行します。
- 変更内容が反映されたことを確認するには、Validate にログインします。
- プロジェクトの [レポート] をクリックします。
- [新規レポートの作成] をクリックします。 レポートタイプを既に表示している場合は、ブラウザーを更新して metrics.xml に変更内容を反映します。
- レポートタイプが右側に表示されます。下へスクロールして [もっと見る] をクリックします。
これで、Lines added と Line addition threshold レポートタイプがリストに含まれます。
- Line addition threshold を選択して、デフォルトのしきい値が 10 に設定されていることを確認します。