.jsp ファイルの build specification (ビルドスペック) ファイルの形式
.jsp ファイル用の Klocwork build specification (ビルドスペック) ファイルは、kwwebappscan により生成されるセミコロンで区切られたテキストファイルで、次の情報が含まれています。
jspconfig
行で特定されるオプションのアプリケーションサーバー設定jspcompile
行で特定される、解析する Web アプリケーション
この情報は、プロジェクトの Web の各アプリケーションで繰り返されます。たとえば、次のようになります。
version;108
jspconfig;config1;appserver.name=tomcat_6_0;appserver.location=d:\test\tomcat_6.0.14 jspcompile;config1;D:\test\webgoat.war.unpacked
各行の最初のフィールドは、行のタイプを識別するタグです。使用されるタグは次のとおりです。
タグ | 説明 |
---|---|
version | build specification (ビルドスペック) 形式のバージョン |
jspconfig | オプションのアプリケーションサーバー設定 |
jspcompile | 解析対象の Web アプリケーション |
バージョン行
バージョン行は、build specification (ビルドスペック) 形式のバージョンを定義するために使用されます。これは build specification (ビルドスペック) の最初の行にする必要があります。build specification (ビルドスペック) に使用できるバージョン行は 1 行のみです。
バージョン行の例:
version;108
バージョン 1.4 以降は、build specification (ビルドスペック) がソースエンコーディングに UTF-8 を使用して生成され、マルチバイト文字 (日本語など) が許可されていることを示します。kwbuildproject により build specification (ビルドスペック) が UTF-8 エンコーディングで処理されることを保証するには、バージョンが version;104
以降である必要があります。
jspconfig 行
jspconfig 行は、デフォルト以外のアプリケーションサーバーを特定するために使用されます。kwwebappscan コマンドラインにアプリケーションサーバーが指定されていない場合、jspconfig 行は次のようになります。
jspconfig;config1
kwwebappscan コマンドラインにデフォルト以外のアプリケーションサーバーが指定されている場合の jspconfig 行の例:
jspconfig;config1;appserver.name=tomcat_6_0;appserver.location=d:\test\tomcat_6.0.14
フィールドは次のとおりです。
フィールド | 説明 |
---|---|
jspconfig タグ | jspconfig 行のタグ |
設定 | この設定に割り当てられた名前 |
オプション | アプリケーションサーバー設定 (名前と場所) |
jspcompile 行
各 jspcompile 行は、1 つの Web アプリケーションをポイントするために使用されます。
jspcompile 行の例:
jspcompile;config1;D:\test\webgoat.war.unpacked
フィールドは次のとおりです。
フィールド | 説明 |
---|---|
jspcompile タグ | jspcompile 行のタグ |
設定 | この設定に割り当てられた名前 |
Web アプリケーション | Web アプリケーションのパス |