変数の導入

変数の導入では、選択した式から新しいローカル変数を簡単に作成し、そのローカル変数を式で初期化し、コード内のすべての式の出現を新しく導入された変数の参照で置換します。反対のアクションは、変数を初期の式で置換する、変数のインラインによるリファクタリングです。

実装に関する注意事項

  • 選択した式で初期化された、新しいローカル変数の宣言は、現在のステートメントに挿入されます。選択した式は、新しい変数の名前に置換されます。
  • 既存の変数、関数、タイプ、または名前空間の非表示や、名前の競合を回避するために、新しい名前は、既存のコードに対してチェックされます。
  • C++ の場合、新しい変数の宣言および初期化子は、1 つのステートメントに統合され、選択したステートメントの前に直接挿入されます。
  • C の場合、宣言および初期化子を分割する必要があることがあります。宣言は、現在のブロックまたは関数の最初に挿入され、割り当ての初期化は、選択したステートメントの前に直接挿入されます。

下の抜粋の太字テキストは、変数に置換できます。

int main() { 				
    int c; 				     
    c = 1 +  2 + 3 + 4 + 5 ;		     
    return c; 				      
}

結果

int main() { 
  int temp ; 
 int c;
  temp = 2 + 3 + 4 + 5 ; 
 c = 1 +  temp ;				     				  
 return c; 
}