ライセンスサーバーを Windows サービスとして実行している場合、RLM Web インターフェイスを使用できない

RLM Web インターフェイスは、指名されたユーザーライセンスなどの Reprise 固有の機能を管理するために必要です。ただし、Windows 上で RLM ライセンスサーバーをサービスとして実行している場合、Web インターフェイスは無効になります。

回避策: RLM のいくつかのバージョン (15.0 を含む) では、RLM を実行しているユーザーが root または管理者ユーザーである場合、Web サーバーは無効になります。ライセンスサーバーサービスをローカルなユーザーとして実行してから、ライセンスを供与している Web ポータルにポート 5054 (デフォルト) でローカルにアクセスすることで、指名されたユーザーライセンスを管理できます。

  1. ローカルシステムユーザーを作成します。既存のユーザーがすでにいる場合は、この手順をスキップします。

    1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。

    2. 次のコマンドを実行して、ユーザーアカウントを作成します。以下のようにして、<rlm_license_user> と “<a_strong_password>” を、選択したユーザー名とパスワードに置き換えます。

      net user <rlm_license_user> <a_strong_password> /add

      例:

      net user jlee 1@3$5^7* /add

  2. ローカルなユーザーに、projects_root のライセンスに関する明示的なアクセス権限を付与します。

    1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。

    2. <projects_root> をプロジェクトルートへの絶対パスに置き換え、<rlm_license_username> をステップ 1 で作成したユーザーの名前に置き換えて、以下のコマンドを実行します。

      ICACLS <projects_root>\config\admin.conf /grant <rlm_license_user>:F
ICACLS <projects_root>\licenses\* /grant <rlm_license_user>:F
ICACLS <projects_root>\projects_root\logs\* /grant <rlm_license_user>:F

      たとえば、Validate インストーラーでユーザー名「jlee」を使用してデフォルトのインストールを実行する場合、コマンドは以下のようになります。

      ICACLS C:\ProgramData\Perforce\Validate\projects_root\config\admin.conf  /grant jlee:F 
ICACLS C:\ProgramData\Perforce\Validate\projects_root\logs\* /grant jlee:F 
ICACLS C:\ProgramData\Perforce\Validate\projects_root\licenses\* /grant jlee:F

    3. コマンドプロンプトを閉じます。

  3. Windowsサービスを開き、Validate License Server サービス (たとえば、Validate 25.1 License Server) を見つけます。

    Klocwork インストーラーを使用した場合、そのサービスは「Klocwork 25.1 License Server」という名前になります。

  4. サービスが実行中の場合は、サーバー、データベースサーバー、およびライセンスサーバーのサービスを停止します。

  5. ライセンスサーバーサービスを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

  6. [ログオン] タブで、[このアカウント:] を選択し、ステップ 1 で作成したユーザー名とパスワードを入力します。

  7. [適用] をクリックします。メッセージ "アカウント <username> にはサービスとしてログオンする権利が付与されています。" が表示されます。

    メッセージが表示されない場合は、サービスとしてログオンする権利が正しくアカウントに付与されていることを確認してください。付与されていなければ、ライセンスサーバーの起動に失敗します。

  8. Validate License Server サービス、Database Server サービス、および Server サービスを再起動します。

  9. ライセンスサーバーの起動に伴って、ログファイル <projects_root>\logs\license.log が更新されていることを確認します。

    ライセンスサーバーがログファイルを更新していない場合、または起動に失敗した場合は、パーミッションに問題がある可能性があります。問題を解決するには、サポートケースを開いてください。

  10. http://<server address>:5054 経由で、ライセンスを供与している Web ポータルにアクセスします。