JavaScript 解析のチューニング
チューニングにより、JavaScript 解析でプロジェクトの詳細を重要視し、プロジェクトのコンテキストにより近づけることができます。エンジンにパラメーターを指定することで JavaScript 解析をチューニングできるため、コードシステムについてのより良い解析結果をもたらすことができます。
チューニングメカニズムは、特定の <error> に引数を渡すことで実装されます。どの JavaScript チェッカーにも、サポートされるパラメーターのリストがあります。これらのパラメーターを定義し、プロジェクト構成にインポートできます。
パラメーターを追加し、Klocwork にインポートすることには、次の手順を伴います。
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チューニングする関連チェッカーの説明書を見つけます。チューニングできるパラメーターのリストがあります。リストされたパラメーターがない場合、チェッカーはチューニングできません。
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'.pconf' チェッカー構成ファイルを作成し、<error> タグのパラメーターを追加します。JavaScript パラメーターは位置であり、arg<number> アプローチ ("arg1" など) で名前を付ける必要があります。パラメーターには "1" から始まる番号が付けられ、その番号は eslint チェッカー構成内のパラメーターの位置を示しています。
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'.pconf' ファイルをプロジェクトにインポートします。
例
/*eslint indent: ["error", 2, { "SwitchCase": 1 }] */
次のように、'.pconf' ファイルに追加する必要があります。
<error id="JS.BASE.INDENT" enabled="true">
<parameter name="arg1" value="2"/>
<parameter name="arg2" value="{"SwitchCase": 1}" />
</error>
注意: パラメーター値は、xml エスケープ済みである必要があります。
.pconf ファイルをプロジェクトにインポートします。たとえば、kwadmin import-config コマンドを使用します。
kwadmin import-config myProject C:\Klocwork\JavaScriptchecker.pconf