SV.XXE.SPF
XML 外部エンティティ攻撃の可能性
このエラーは、脆弱に構成された XML パーサーである SAXParserFactory によって XML 入力が処理されるときに発生します。
脆弱性とリスク
XML 外部エンティティ攻撃は、XML 入力を解析するアプリケーションに対する一種の攻撃です。この攻撃は、外部エンティティへの参照を含む XML 入力が、脆弱に構成された XML パーサーによって処理されるときに発生します。この攻撃により、機密データの開示、サービスの拒否、サーバー側のリクエスト偽造、パーサーが配置されているマシンの視点からのポートスキャン、またはその他のシステムへの影響が発生する可能性があります。
軽減と防止
XML 外部エンティティ攻撃を防ぐ最も安全な方法は、常に DTD (外部エンティティ) を完全に無効にすることです。パーサーによっては、メソッドが異なる場合があります。
脆弱コード例
コピー
import javax.xml.parsers.SAXParserFactory;
public class Test {
public void test() {
SAXParserFactory spf = SAXParserFactory.newInstance();
spf.newSAXParser();
}
}
この例では、Klocwork は 5 行目で SV.XXE.SPF エラーを報告します。これは、脆弱に構成された XML パーサー「SAXParserFactory」によって XML 入力が処理されることを示しています。
修正コード例
コピー
import javax.xml.parsers.SAXParserFactory;
public class Test {
public void test() {
SAXParserFactory spf = SAXParserFactory.newInstance();
spf.setFeature("http://xml.org/sax/features/external-general-entities", false);
spf.setFeature("http://xml.org/sax/features/external-parameter-entities", false);
spf.setFeature("http://apache.org/xml/features/nonvalidating/load-external-dtd", false);
spf.newSAXParser();
}
}
関連チェッカー
外部参考資料
セキュリティトレーニング
Secure Code Warrior が提供しているアプリケーションセキュリティトレーニング教材。