validate_backup を使用してプロジェクトとサーバーの情報をバックアップする

あるバージョンの validate_backup を使用して作成されたバックアップを異なるバージョンの validate_restore を使用して復元することはできません。たとえば、Validate 24.4 で作成されたバックアップは、Validate 24.3 または 25.1 を使用して復元することはできません。 プロジェクトまたはサーバーをバックアップおよび復元するには、同じバージョンの Validate を使用してください。新しいサーバーバージョンに移行する場合は、互換性の指摘を回避するため、移行が完了してから、新しいプロジェクトとサーバーのバックアップを作成することをお勧めします。

validate_backup を使用して、プロジェクトとサーバーの両方の情報をバックアップすることができます。

バックアッププロセスと復元プロセスをカスタマイズするには、Validateサーバーのインストールの exec\noarch\backup ディレクトリにある backup.pyrestore.py を変更します。

パラメーターは、以下の表のとおりです。

オプション

名前 説明
--db-host データベースサーバーのホストを指定します。これは、DNS解決が失敗した場合に使用されます (デフォルトは None)。
--db-password

データベースサーバーのパスワードを指定します (デフォルトは <Empty>)。

--db-port データベースサーバーのポートを指定します。これは、設定されたポートが外部ポートと異なる場合に使用されます (デフォルトは None)。
--db-user データベースサーバーのユーザーを指定します (デフォルトは kw)。
--help, -h このヘルプメッセージを表示して終了します。
--log-level ログに記録されるイベントの種類と重大度をフィルタリングするログレベル。許可される値は、DEBUG、INFO、 WARNING、ERROR、CRITICAL です (デフォルトは INFO)。
--project-name バックアップするプロジェクトの名前を指定します (デフォルトは None)。
--projects-root プロジェクトルートフォルダーへのパスを指定します (デフォルトは None)。
--server-info-backup 一般的なサーバー情報をバックアップするかどうかを指定します。プロジェクトをバックアップする場合は、代わりに --project-name を指定してください (デフォルトは False)。
--ssl ターゲットサーバーで SSL が有効になっているかどうかを指定します。指定された値はターゲットプロジェクトルートに書き込まれません (デフォルトは False)。
--target

バックアップを保存するターゲットの場所へのパスを指定します (デフォルトは None)。

--validate-installation

Validate のインストールディレクトリへのパスを、たとえば、C:\Perforce\Validate_24.4 というように指定します (デフォルトは None)。

--verbose

一部の内部バックアップコマンドの詳細ログを有効にします (デフォルトは False)。

--web-host Validate サーバーのホストを指定します。これは、DNS解決が失敗した場合に使用されます (デフォルトは None)。
--web-port Validate サーバーのポートを指定します。これは、設定されたポートが外部ポートと異なる場合に使用されます (デフォルトは None)。

プロジェクト情報のバックアップ

プロジェクトとそれに含まれるストリームのバックアップを作成し、後日、そのプロジェクトを Validate サーバーに復元することができます。

前提条件:

  • バックアップするプロジェクトのサーバーが稼働中である
  • プロジェクトがサーバー上に存在している
  • プロジェクトがストリームを含む基本プロジェクトであるか、またはスタンドアロンプロジェクトである (ストリームではない)
  • プロジェクトの状態が「アクティブ」または「非アクティブ」である (「プロジェクトの状態」を参照)

以下のパラメーターを指定する必要があります。

  • --project-name "My Project" (バックアップするプロジェクトの名前)
  • --projects-root (プロジェクトルートフォルダーへのパス)
  • --Target (バックアップを保存するターゲットの場所へのパス)
  • --validate-installation (Validate インストールディレクトリへのパス)

プロジェクトの情報のバックアップ

次のコマンドを実行します。

<validate installation>/bin/validate_backup(.cmd) --project-name myProject --projects-root <projects root path> --validate-installation <validate installation path> --target <backup (archive) path>
スクリプトの実行中は、プロジェクトの状態が inactive に変更されます。この間は、プロジェクトに関連する情報を表示したり、アクションを実行したりすること (たとえば、指摘の表示やビルドのロードなど) はできません。

サーバー情報をバックアップする

サーバー情報とプロジェクト情報を同じアーカイブに保存することはできません。

サーバー情報とプロジェクト情報の両方をバックアップするには、バックアップするサーバーとプロジェクトごとに個別のアーカイブを作成してから、サーバーとプロジェクトごとに個別に backup.py スクリプトを実行します。例:

# Each call to backup creates a separate archive.For the example below, four separate archives are created:
validate_launcher ... --project-name a --target /backups/projABackup
validate_launcher ... --project-name b --target /backups/projBBackup
validate_launcher ... --project-name c --target /backups/projCBackup
validate_launcher ... --server-info-backup  --target /backups/serverBackup

Validate サーバーのプロジェクト以外の構成と情報のバックアップを作成することができます。これには、以下のものが含まれます。

  • 認証構成と Tomcat 構成
  • ユーザー、グループ、およびロール情報
  • テンプレートワークスペースプロジェクト
  • 構成済みライセンス とカスタム分類基準
  • サーバーログ

前提条件:

  • バックアップするサーバーが稼働中である

以下のパラメーターを指定する必要があります。

  • --server-info-backup (サーバーのバックアップを作成する場所)
  • --projects-root (サーバーのプロジェクトルートの場所)

サーバーの情報のバックアップ

次のコマンドを実行します。

<validate installation>/bin/validate_backup(.cmd) --server-info-backup --projects-root <projects root location> --validate-installation <validate installation> --target <location where the backup will be created>