Kwjsspec

kwjsspec コマンドは、渡された引数に基づいて、JavaScript build specification (ビルドスペック) を作成します。

前提条件

build specification (ビルドスペック) を作成するには、その前にサーバーパッケージをインストールする必要があります。インストールKlocworkを参照してください。

詳細については、JavaScript build specification (ビルドスペック) の作成 を参照してください。

使用方法

kwjsspec [options] [<folder or file> ...]

フィールド

  • <options> はビルドに必要な引数であり、

  • <folder or file> はビルドのために指定された解析場所です。場所が指定されていない場合は、現在の作業ディレクトリが使用されます。

また、次の 'kwjsspec.out' オプションファイルを指定することもできます。

kwjsspec @kwjsspec.opt

ここで、'kwjsspec.opt' は別の行に引数を含んでいるファイルです。以下は、kwjsspec.opt ファイルの例です。

--ecma-version
12
--framework
vue
--environment
node
--babel

オプション

名前 (および短い名前) 説明
--help (-h) ヘルプを表示します。
--version kwjsspec のバージョンを表示します
--ecma-version <integer> (-v) ECMA のバージョンを設定します。デフォルトはバージョン 12 です。
--use-modules (-m) プロジェクトによって使用される JavaScript モジュールを指定します。プロジェクトで JavaScript モジュールを使用する場合は、このオプションを含めます。
--framework <string> (-w) 使用するフレームワークを選択します。サポートされているフレームワークのリストを表示するには、--list-frameworks を使用します。リストされたフレームワークをどれか 1 つプロジェクトで使用する場合は、このオプションを含めます。
--typescript (-t) プロジェクトで TypeScript を使用する場合は、このオプションを指定します
--babel (-b) プロジェクトで Babel を使用する場合は、このオプションを指定します
--environment <string> (-e) 特定の環境に基づいてグローバル変数を追加します。サポートされている環境のリストを表示するには、--list-environments を使用します。
--global-return (-g) グローバルスコープで return ステートメントを許可します。グローバルスコープでプロジェクトに return ステートメントがある場合は、このオプションを含めます
--strict ecma-version が 5 より大きい場合は、グローバル厳格モードを有効にします。
--jsx JSX を有効にします。プロジェクトに JSX が存在する場合は、このオプションを含めます。
--ignore <string> (-i) 解析すべきでないファイルまたはフォルダーを無視するには、グローバルパターンを追加します
--ignores-file <string> (-x)

解析すべきでないファイルまたはフォルダーのリストを含むファイルを指定します。--ignores-file オプションは、作業ディレクトリに関係なく、デフォルトでプロジェクトの .eslintignore ファイルに対してバックグラウンドで実行されます。詳細については、別の作業ディレクトリからの .eslintignore ファイルの --ignores-file デフォルトを参照してください。

--list-environments サポートされている環境のリストを出力します
--list-frameworks サポートされているフレームワークのリストを出力します
--output <file> (-o) build specification (ビルドスペック) を <file> に作成ます。デフォルトでは、build specification (ビルドスペック) は現在の作業ディレクトリ内の kwjsspec.out に書き込まれます。
--project-dir <string> (-p) JavaScript プロジェクトのルートディレクトリを指定します。このオプションは、解析のために .eslintignore ファイル (プロジェクトのルートディレクトリに存在する場合) をキャプチャするのに役立ちます。

別の作業ディレクトリからの .eslintignore ファイルの --ignores-file デフォルト

kwjsspec コマンドを使用したビルドスペックの生成時に、ビルドスペックが JavaScript ソースディレクトリの外部から作成されると、コマンドはプロジェクトルートディレクトリで .eslintignore ファイルを検索し、--ignores-file オプションを使用してビルドスペックに渡します。

たとえば、D:\projects\joplin の外部から次のコマンドを実行します。

kwjsspec -e node -e es6 -e browser -v 2018 -m --typescript -w react D:\projects\joplin

kwjsspec コマンドは、以下を実行しているかのようにビルドスペックを作成します。

kwjsspec -e node -e es6 -e browser -v 2018 -m --typescript -w react D:\projects\joplin --ignores-file D:\projects\joplin\.eslintignore